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【建設キャリアアップシステム】:カードをつくるとどんなメリットがあるの?その(1)

技能者にとって、建設キャリアアップシステムの最大のメリットは、自分の実力を客観的に証明できることです。
毎日、現場でカードをタッチすれば、工事の内容や担当した職種、「職長」「班長」といった現場での役割などの情報が、自動的に記録されていきます。
もちろん、履歴は現場や会社が変わっても引き継がれます。

メリット(1)経験やスキルが自動的に貯まる

①一般の入退場ICカードとの違い

 これまでも大手ゼネコンが施工する大きな現場では、ゼネコン職員や技能者の一人一人にICカードを配り、入退場の際にカードリーダーにタッチするという仕組みになっていることが多かったと思います。つまり、カードをタッチすることで、入退場の管理をしているのです。
 建設キャリアカードも技能者が自分のカードを持ち、現場の入退場の際にカードリーダーをタッチするという点は同じです。しかし、その目的が大きく異なります。一般的な入退場管理システムは、安全管理のために技能者の入退場を記録するためにありますが、建設キャリアカードは、技能者の「経験」「スキル」を貯めることが目的です。毎日カードをタッチすることで、経験とスキルが蓄積され、技能者の皆様のキャリアアップにつながっていくのです。

②技能者のキャリアアップとは

「キャリア」と一口に言っても色々ではありますが、技能者にとってのキャリアとは、「知識・技能」と「経験」の2つに分けることができます。
「知識・技能」を証明するのが「資格」です。建設技能者を対象にした資格はたくさんあり、「とび・土工」や「塗装」など、主に業種ごとに業界団体が認定しております。それぞれの資格者のうち最上位にいるのが登録基幹技能者で、35業種で認定されております。

一方、「経験」とは、どんな現場で、どんな立場で、どんな作業内容で、どのくらいの期間仕事をしたかということです。これを経験の「4D」と呼びます。
現場に入りたての頃は「見習い」として、先輩の技能者や職長に付いて仕事を覚えますが、多くの現場で経験を積み重ね、一人前の技能者として認められるようになり、さらに経験を重ね、マネジメント能力を身につけていくと「班長」や「職長」として、多くの技能者を束ねる立場になります。

③技能者のキャリアの見える化

資格の場合は資格者証や免状のような目に見える証拠がありますので、「見えやすい」キャリアといえるでしょう。
ところが、「経験」については、そうはいきません。最近入った現場であれば、元請会社の社名や自分の職種や立場などを覚えていると思いますが、例えば5年前のことを正確に思い出すのは難しいのではないでしょうか?1現場あたりの工期が短く、年内に数多くの職場をこなす技能者であればなおさらのことです。ですので、これまでキャリアの中でも「経験」は見えにくいキャリアだったのです。

ところで、元請会社や1次下請会社の職員は、技能者の実力をどう判断しているのでしょうか?
資格の有無については調べればわかりますが、経験については、一緒の現場で働いたことのない職員にはわかりません。

もちろん、経験は仕事ぶりを見れば分かるものではありますが、その技能者の経験を証明してくれる証拠があるに越したことはありません。

【建設キャリアアップシステム】:カードをつくるとどんなメリットがあるの?その(2)へ続く

この記事を書いた人
建設業許可サポートオフィス千葉
行政書士 鳥羽政臣

公式サイトhttps://kensetsu-kyoka-support.com/
千葉県野田市出身。早稲田大学政治経済学部を卒業後、10年間、上場企業の財務部に勤務。その後、海外起業した後、地元に行政書士事務所を開業。
開業当初から地域密着で建設業許可を専門に取り扱い、特に千葉県の東葛地域(柏、松戸、野田、流山、我孫子、鎌ヶ谷)や市川、船橋での許可取得の実績多数。
自らが起業した経験から、忙しい経営者に寄り添うため、無駄の無いサービスの提供をモットーとしている。
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