建設業許可:板金工事業で許可を取りたい!
板金工事に該当するもの
建造物に関する外壁・雨樋・水回りなどで金属鋼板を加工して取り付ける施工工事の総称をいいます。
具体的には、板金加工取付け工事、建築板金工事、カラー鉄板貼付け工事、ステンレス板貼付け工事該当しますが、建築物の内外装の様々な用途・場所に合わせてカラー鉄板やステンレスなど板金をハサミや折り機で切ったり曲げたり加工して張り付ける工事です。
ちなみに、現在のように雨樋の主流が樹脂製品になるまで、その昔(昭和20年代頃)、板金屋さんといえば雨樋工事屋さんのことを意味し、昔の雨樋はブリキ製であり、板金屋さんの専売特許だったそうです。
他の業種との違い
『屋根工事』との違い
「瓦」「スレート」「金属薄板」については、屋根をふく材料の別を示したものにすぎず、また、これら以外の材料による屋根ふき工事も多いことから、これらを包括して屋根ふき工事とします。
したがって、板金屋根工事も『板金工事』ではなく『屋根工事』に該当します。
一緒に取得したい業種
・屋根工事
一般建設業で『板金工事』で専任技術者になるには
資格で申請
以下の資格のいずれかを保有している場合には、『板金工事』の専任技術者(※特定建設業の場合は別)になることができます。
・1級建築施工管理技士
・2級建築施工管理技士(仕上げ)
・技能士『工場板金』(2級は+実務経験1or3年)
・技能士『建築板金・板金(選択科目「建築板金作業」)板金工(選択科目「建築板金作業」)』(2級は+実務経験1or3年)
・技能士『板金・打出し板金・板金工』(2級は+実務経験1年)
・登録建築板金基幹技能者
学歴+実務経験で申請
以下に関する学科を卒業後、高卒であれば5年以上、大卒・高専卒であれば3年以上の『板金工事』に関する実務経験があれば、一般建設業における専任技術者になることができます。
・建築学
・機械工学
実務経験のみで申請
資格や学歴がない場合であっても、『板金工事』に関する10年以上の実務経験があれば、一般建設業における専任技術者になることができます。